知られざる小屋裏

こんにちは。ペンギンホーム工務の有田です。

 

屋根の裏側には小屋裏（こやうら）と呼ばれる場所が存在します。

この箇所、棟上げ直後の骨組みの状態だと観ることができますが、

天井を作ってしまうと見えなくなってしまいます。

 

小屋裏とは

 

天井裏とも呼びますが、

小屋裏というと屋根と室内側の天井との間の

空間を指して言うことがほとんどで、２階建ての場合は

２階の天井裏を小屋裏、１階を天井裏ということが多いです。

 

屋根勾配との関係

 

以前のコラムでもご紹介した屋根勾配に

よってこの空間の広さは変わってきます。

 

コラム→『屋根勾配とは』

 

勾配が急になれば空間も広くなり、

棟側では大人がしゃがむことなく

移動できるくらいの高さになることもあります。

小屋裏の役割

 

小屋裏には太陽光で室内の空気が直接暖められてしまうのを

防ぐ役割があります。

この空間もったいないとお思いでしょうが、

しっかりと役割があるのです。

 

屋根材に当たった太陽光で

屋根裏の空気は暖められてしまいます。

しかし小屋裏があり、室内側天井の上に

断熱材を設置していることで、暖められた空気の室内への

流入を防ぎ、快適に暮らすことができます。

 

小屋裏の注意点

 

ここで注意したいのが、室内と小屋裏では

寒暖差が生まれてしまうということです。

これにより小屋裏側で結露が発生してしまう場合が

あるということです。

そのため、小屋裏はしっかりと換気をとり

空気の循環によって乾燥させることが大切です。

 

現在は小屋裏の為の換気部材が豊富にあり、

形状や、必要な換気量に適した材料を施工することで、

屋根裏を結露から守っています。

 

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