尺モジュールの家

こんにちは。ペンギンホーム工務の有田です。

 

日本の家の多くは古くから尺貫法を用いていました。

1尺（いっしゃく）や1間（いっけん）1坪といった
単位は尺貫法の単位です。

この単位は現代でも建築業界で広く使われており、

その寸法をメートル法に変換した数字が図面に記載されています。

 

尺貫法

 

尺貫法の単位はすべてメートル法に

変換することができます。

1寸＝30.3ｍｍ（3.03ｃｍ）

1尺＝303ｍｍ（30.3ｃｍ）

1間＝1818ｍｍ（181.8ｃｍ）＝6尺

1坪＝3.3058㎡

 

モジュール

 

このうち、3尺（半間）は正確には909ｍｍなのですが、

これを建築では910ｍｍとしています。

この910ｍｍが建築における尺モジュールの

基準寸法となっており、

910ｍｍ＝1モジュールとされています。

 

その他のモジュール

 

尺モジュール以外にも

・メーターモジュール

・インチモジュール

というものもあります。

メーターモジュールは1000ｍｍ

インチモジュールは1218ｍｍ

を1モジュールとしています。

 

インチモジュールは日本であまり見かけることは

ありませんが、メーターモジュールは最近だと

見かけることが増えています。

 

補足すると、以前のコラムでも記載しましたが、

木造住宅における寸法とは

柱の芯から芯までのことですので、

910ｍｍの空間で105ｍｍの柱を使い、

12.5ｍｍの石膏ボードを施工した場合、

実際の空間は780ｍｍとなります。

 

→コラム：『実際の広さ』

 

尺貫法に普段馴染みが無い方は、

メートル法に変換するのになかなか

苦労されるでしょうし、やはり体感してみないと

広さの感覚は掴みづらいと思います。

モデルハウスなどでぜひ実際の広さを

体感してみてください。

 

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