サイディングの縦張り・横張り

こんにちは。ペンギンホーム工務の有田です。

 

サイディングとは、外壁の仕上げに張る板材のことです。

お家の第一印象を大きく担うサイディングですが、

実は縦にも横にも張ることができます。

デザイン重視で選ぶこともできますが、

縦に張った際、横に張った際の特徴についても

しっかり理解しておく必要があります。

 

胴縁の張り方向が変わる

 

サイデイングは金具を胴縁と呼ばれる木材に固定するのですが、

サイデイングの張方向によってこの木材の張方向も変わってきます。

サイデイングを横張する際は、胴縁を地上に対して垂直に施工し、

サイデイングを縦張する際は、胴縁を地上に対して平行に施工します。

ここで重要なのは、胴縁にはサイディングを留める下地としての

役割と別に、壁の間に通気層をつくって

家の耐久性をあげるという役割があることです。

地上に対して垂直に胴縁を施工している場合、

空気は下から上に滞りなく移動しますが、平行に施工している場合は、

どうしても通気が垂直の場合に比べて性能しにくくなってしまいます。

 

コーキング目地の量

 

サイディングを施工する際、

板と板の継ぎ目にコーキング材を施工しますが

横張でサイディングを施工する際、

どうしてもこのコーキング目地が縦張の際に比べて

多くなってしまいます。

コーキングは耐用年数が約10年前後なので、

その際交換が必要なのですが、この交換費用が

横張の際は縦張の際より高くなってしまいます。

また、縦張は目地が少ない為見た目も

スッキリとした印象になります。

 

縦張り、横張りそれぞれ特徴がありますが、

デザインの好みや費用などをトータルで判断して

選ぶことが大切です。

 

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